城島晶<とらいあんぐるハート3(JANIS/ivory)>
健全な精神は健全な肉体に宿る


(C)JANIS/ivory
私立海鳴l中央2年生。
明心館空手道場に通う、空手バカ。
恭也を師匠と呼び、事在るごとに仕合いを申し込む。
それはいつか御神流に入門せんが為で、入門することによって自分を強く出来ると信じて疑わなかった。
だが恭也に打ち勝った時、晶は自分の心に気付き、御神流に入ることを拒んだ。

強くなりたかったのは自分の心であり、それは明心館空手の中でしか体得出来ない。
そしてなにより空手の道を進みたいという本心。
自分だけにしか為しえない道を進むため、晶はこれからも明心館空手にて上を目指すのだった・・・。



好感度  7
忘れられない指数  5
萌え度  1
信者発生率  1


城島晶<どっちかって言ったら>

 


独自調査と思い込みによる詳細

 概要 説明
容姿 ショート、胸無い、ちっこい、 つまり、男みたいな奴。
性格 男勝り 男以上に男を演じる。男子生徒に混じってスポーツに明け暮れる晶はある意味周囲をを惹き付けた。とても真似できない・・・。
言動 学校で身体を動かし、空手道場で汗を流し・・・。 自分の気持ちを身体で表現し、自分の意志を拳で語る、熱血一直線・晶。
しかしそれは潔く、周囲から見れば羨望の的であった。
好きなもの 空手 恭也に促されてからのめり込む。そこで昔のひねくれた心と傷付きやすい自分を大いに改善させた。後に現われるは強い晶。
特技 空手。運動全般 心身共に健全そのもの。
それを実践する晶は一般大衆の揶揄も届かない領域にある。

私的分析


ひたむきで・・・。
真っ直ぐで・・・。
決して挫けない晶。


ただ、強くなりたいという欲求の元、ひたすら修練を続ける。
何かに打ち込む晶の姿を見て、誰も茶々を入れることが出来ない。
その姿は他人から見れば羨望以外の何者でもないから・・・。

歪まない信念・・・。
それは自分だけを拠り所にしているということ。
立たされているのではなく、自分で立っているという証。
それはつまり自分への自信である。

誰もが持っているわけではない。
周りから何と言われようと、自分が決めたことは曲げない人間。
それが如何に輝かしいか、日々流される我々から見れば奇異である。
だからこそ、同時に羨ましくもなる。
流されるということが如何に楽なことであるか、流されないということが如何に困難であるか、誰もが身を以って知っているはずだ。
故に、城島晶は他の人間と一線を画す存在・・・。


彼女には賞賛すべき才能がある。
それは、継続する才能。

多くの人が挫折し投げ出す中で、ひときわ輝く城島晶。
外部の誘惑をものともせず、常に己の向上心を途絶えさせること無く、一心に強くなろうとする姿。

恰好良い・・・



晶は恰好良いのだ。
そして、眩しいのだ。
多分晶と接する人々全てが彼女をそんな目で見守っていたに違いない。
そして百戦錬磨の恭也の目から見ても、それは羨望だった・・・。

何故なら御神流とは殺人剣。
いくら強くなろうと汚れた存在であるという認識が生涯付きまとう暗いもの。
だから何処まで行っても
恭也と美由希が進むのは闇の道でしかない。

しかし明心館空手は活人拳。
常に人々の視線と声援が共に在る、汚れ無き表舞台。
晶が進むのは紛れも無い光の道なのだ。

だからこそ、恭也には晶が輝いて見えた。
そして同時に希望だったのかもしれない・・・。

自分が世間から後ろ指を指されようと、恭也は気にしていない。
例え誰も認めてくれなくても、恭也はそれでいい。
何故なら御神流は自分で決めた道なのだから・・・。

それに例え自分が為しえなくても、為しえ得る人間が居るではないか、と。
自分の身近には、自分と全く逆の、自分の無いものを持っている人間が居るではないか、と。
恭也にとって、その人間こそが城島晶ではなかったか。そうと思えてならない。
後ろ暗い部分は一切無く、誰もが認める輝きを放つ人間。
自分の無いものを持ち、それを伸ばすことの人間。自分が出来なかったことが出来る人間。
つまり、城島晶。
恨み無く、妬み無く、その人間を羨望できること。暖かく見つめることが出来る存在。
その対象が、城島晶。
光の差さぬ闇の道を歩む恭也と美由希だからこそ・・・。

二人にとって晶の存在は
希望であり、そして救いであったのかもしれない。


変わらず前を向いて進む晶。
そんな彼女のことを恭也は大切に思う。
そして晶も恭也のことが好き。

いつも恭也に支えられてきた晶だから、
今度は自分が恭也の支えになりたいと言った。


いつも格闘技ばかりに熱中していると思いきや、こんな可愛らしい一面も持ち合わせていたのだ。
晶もまた、女である・・・。


それでも変わらないところは変わらない。
好きな人に「女の子らしくしろ」と言われても、それは無理だと言い切った。

自分を相手の好みに変えるより、今の自分を愛して欲しいと言う晶。
相手の色に染まるのではなく、相手を自分に染めるのでもなく、
変わらない自分らしさを持つ。
恭也が好きだと言ってくれた自分だけの魅力。それを伸ばすことによってのみアピールする。
そんな自分が変わらない限り、そして恭也も変わらない限り、きっと繋ぎ止めることが出来るだろう・・・。
その結果生まれた絆の何と深く、何と羨ましいことか。

人から言われても、たとえ好きな人に促されたとしても、
晶は変えようとしない。
自分を変えることなく愛し愛され続けることが出来る強さ。
これが晶の他の女性と違う性質であり、晶にしか持ち得ない魅力であった・・・。


だが、慕う気持ちが強いからこそ危ういこともある。

晶には御神流への憧れがあり、御神流に入門したいがため恭也に執心する一面を持っていた。
変わらない晶の変わらない目標。
「強くなりたい」
そのために御神流を切望し、それは大好きな恭也の目指す道でもあったから、ひたすら彼を追いかけていた。
だからこそ、危うい。

晶は最初恭也に憧れたが、その根源にある気持ち。
弱い自分が嫌い。
強い自分にないたい。
だから御神流を習いたいと思ったのである。

だけど恭也はつれなくて、空手という道を晶に示すのみ・・・。

晶は内心面白くなかっただろう。
しかし、恭也の
伝えたいことは別の場所にあったのだ。
御神流でなくとも身体を鍛えることは出来るから。
心を鍛えることは出来るから、と。
「俺に勝つことが出来たら御神流の入門を許す」。そう言い残して・・・。

純粋な晶はそれを信じてただ、夢中になる。
恭也に近づくために、恭也を追い越すために。
それが強い人間になることだと信じて・・・。

「自分のように暗い道ではなく、輝く道を」。
そんな恭也の心の声に気付くことなくただひたすらに・・・。


恭也の導きによって明心館空手という道を一つ示された晶。
多分楽しかった。御神流を忘れるほどに楽しかったに違いない。
技を磨くこと、強くなっていく自分を感じること。お互い堂々と競い合う空手という道に魅了されていたに違いない。
だがこれが
晶の限界であり、同時に愛すべき部分でもあったのだ。
あまりに清らかな心ゆえに、御神流は晶とって毒でしかない。
尖っていても、晶の心はいつでも潔く純真なのだから・・・。

だから晶が修練に修練を重ね、恭也と闘い勝利した時、遂に気付いてしまった。
こぼれ出たのは喜びの笑顔ではなく懺悔の涙だった。

恭也は問うた。
「御神流に入るか?」と。
自分の心に気付いた晶はただ、その問いに首を横に振る。

確かに恭也に憧れた。
でも
目指したのは御神流の技ではなく、恭也が持つ心の強さ
手に入れたかったのは心の強さであったのだ。

弱い自分に負けないように。強い自分になれるように・・・。

それがあるから今、恭也に勝つことが出来た。
邪な心が無いから今、恭也に全てを打ち明けることが出来る。


晶にはもう分かっている。
自分の居場所は光の当たる舞台。明心館空手という光の道であることに・・・。

本当は分かっていた。
自分を惹きつけ支えてくれたのは御神流の恭也ではなく、人間としての高町恭也だったということに・・・。

でも、余りにも真っ直ぐで若すぎた晶だから、
憧れの御神流を破り乗り越えることでしか、大好きな恭也を傷つけることでしか自分の心の声を聞くことが出来なかったのだ。

だから今までのいろんなものに感謝して、
それでも自分の道を進むと言い切るわがままと、
何より恭也を傷つけてしまったことに謝罪を込めて、涙を流す。


「師匠、ごめんなさい・・・」




今まで気付かなかった自分。気付けなかった自分。
それでも自分を好きで居てくれる恭也。
全てが申し訳なくて、ただ謝るしかない。


でも・・・・。
恭也はとっくの昔から分かっていた。

晶はいつでも真っ直ぐで、自分の決めたことは決して譲らない性格だということ。
自らの未来は自らで切り開く強さを持っているということに・・・。


晶は光の道を歩くだろう。
誰にも流されず、はばからず。
恥じることなく、迷うことなく。
ただ自分の心に正直に、信じる道を行くだろう・・・。

それが晶の見つけた真実なのだから。
昔からそんな晶だったからこそ、
そして今でも変わらずそんな晶だからこそ、
恭也は晶を羨ましく思い、眩しく思い、
昔から、そして今も変わることなく晶を愛しく思うのだ。


変わることはない。
曲げることはない。
それが自分の心と向き合って導き出した答えならば・・・。

立ち向かって行けばいい。
歩んで行けばいい。
自分を信じ続けることが出来る限りずっと・・・。



御神流の高町恭也。
多くの人に何かを伝えようと生きている。
そして数ある闘いの果てに、確かに何かを伝えることが出来たと確信したのだ。


御神流最後の伝承者として、
技は美由希に・・・。

道を歩む一人の人間として
心は晶に・・・。


それで恭也は充分だったろう・・・。


心は伝わり、晶は歩く。
才能に溺れず、常に前だけを見て、上だけを向いて・・・。
振り向けばいつも恭也が居る。
望んだものは何時だって晶の傍にある。


手に入れたものは自分。
それはなりたかった自分。

自分で自分が恥ずかしくなければ、
自分の心に偽りが無ければ、
それがつまり、なりたかった自分なのだ。


目指し続ける限りその道には果てが無いけれど、
自分の心と向き合い歩み続ければ、きっとなりたい自分に近づける。


永遠に辿り付けないとしても、生きている限りはより近くへ。
その道程にある晶は誰の目にも輝いて見えた。
だから、

城島晶はいつも堂々と迷い無く


多くの人に支えられて、影響されて・・・。
それでも最後には自分で決める。

自分の迷いは自分以外に解き放てないから。
自分の答えは自分でしか導き出せないから。


なにより、
自分の人生は自分だけのものなのだから・・・。