仁村知佳
<とらいあんぐるハート2(JANIS/ivory)>


明るい笑顔に潜む業


(C)JANIS/ivory
高校生で真雪の妹。
さざなみ寮の住人としては古株である。
生来から有する超能力の為、世間や実家から忌み嫌われていたが、姉・真雪の計らいで抜け出すことが出来た。
以後はさざなみ寮の可愛い妹の地位を貫いている。

さざなみ寮管理人の耕介とは義兄妹の契りを結んだ仲であるが、やがて男女の関係にまで発展し、最終的に彼と結婚してしまったという、背徳的な道を辿る強者でもあった。

そんな知佳は、今まで自分の特異能力を忌み嫌っていたが、周囲の人達の優しさに触れる内に次第とその能力を好きになっていき、その意義を知り、同じ能力者であるリスティの暴走を止めた時、人を助ける為に自分が生まれてきたと確信。
その能力を活かしたレスキューの道を選んだのだった。

超能力者・知佳は、今日も人々を助けるために世界を飛び回る・・・。
<私的データ>
美人 可愛い 明るい 大人 楽観的 ライト 好き 鮮烈 絶大 絶対


















美人度 可愛さ 性格 言動 思考 好感度 存在感 萌え度 信奉率










不美人 全然 暗い 子供 悲観的 ダーク 嫌い 希薄 皆無 皆無
 

 

 


独自調査と思い込みによる詳細

 概要 説明
容姿 キュートッ! 幼さ残るその笑顔。少女と女の狭間で動く、際どい年齢。
どちらを取るかは、お兄ちゃんたるあなた次第である。
性格 優しい。しっかり者。甘えん坊。 お兄ちゃんでありたい男達の欲望を、ここぞとばかりに盛り込んだ。そんなピンポイント&オールレンジ攻撃。
プレイヤーは自分の心の内を見透かされた気分だろう。
つまり、してやられたのだ・・・。
言動 パソコンいじりをしつつ、漫画家である姉のアシスタントをし、耕介の手伝いも怠らない。 人の世話を焼くのがよほど好きと見えるが・・・。こんな女の子に世話やかれたとしたら、そりゃー鼻の下が伸びるのも仕方ないかもしれない。まあ無邪気な策士という感じだろうな・・・。
趣味 パソコン、読書(漫画) 姉の影響か、その可愛らしい容姿に似合わずマニアックな趣味を確立していた・・・。
それがプレイヤーの欲望を忠実に反映した設定だと、皆さんは気付いただろうか・・・?
特技 超能力 とらハにおいては、変異性遺伝子障害のプロトタイプである。見かけによらずその能力が飛び抜けて高いのは、知佳の特別性をアピールするため?そう考えるのは穿ち過ぎ?ともかく、サイコキネシス全般、テレパシー等、神の如き力を有する知佳であった・・・。
だが、そんな世界を制覇出来る能力がありながらも平穏無事なこの日常はどうだ?知佳の優しい性格に皆感謝せよ・・・。
 

 

 


その力は誰が為に・・・



仁村知佳、通称・知佳ぼー。
年下ヒロインの鏡として、妹の鏡として、今尚根強い支持を受ける女の子である。

可愛い容姿は必要不可欠。
甘える仕草は男の欲望。
分け隔て無く振りまく笑顔と、罪無く近寄る無防備さも手伝って、知佳の魅力は益々不動のものへ・・・。
確かに、誰が見ても可愛い妹に違いなかった

そのように理想の妹像を具現化させたと言わんばかりの知佳であるが、
人が健やかに生きる為には必要な存在であるだろう。

バイオリズムが低迷した時、暗く沈んだ時。
それをカバーし癒してくれるのは、知佳のような明るい娘に違いないので。
また、相手に疑念や警戒心を抱くに充分な、赤の他人との人間関係。
それを氷解させるのは知佳のように裏の無い人懐っこさ。そして相手が来ないなら自ら近付くまでという、損得の無い気遣いである。
それこそ知佳が愛される所以であり、彼女が持つ優しさの証明と言えよう・・・。

耕介にしても然り。
初めて訪れた、萎縮と緊張走るさざなみ寮にて・・・。
耕介がその不安を取り除けたのも、さざなみ寮に尽くしてもいいと誓えたのも、知佳が一番に懐き、そして信じてくれたから。
どちらかが折れ歩み寄らなければ始まらない人の触れ合いで、その要の部分を知佳は引き受け、率先して近付き、微笑みかけてくれた・・・。


だから好きになるのは当たり前。
大切に思うのは当たり前。

当たり前のように知佳が愛しい・・・


彼女はまさしく天使のようだったから・・・。




そんな、天使の分身・仁村知佳。
驚くべきことに、彼女は本当に翼を持っていた。
知佳の運命を弄び、人生を大きく左右する、この呪われた翼を・・・。


変異性遺伝子障害―――
その病名を持つ患者は、副作用として超能力という特殊体質と、それをシンボル化した特異な羽根を与えられる。
そして知佳は先天的にその病気を持つ者。

彼女は生まれついての異能者だった・・・。



それは、傍から見れば人の羨む能力であるかもしれない。
だけど、知佳がそれを好ましく思うことは一度として無かったのだ・・・。


この病気のせいで、日常生活に支障をきたす。
よく倒れ、よく寝込み、事ある毎に病院通いを繰り返す。
そんな、他の子達のような思い通りの生活が送れない惨めさ、何より切り離したくても切り離せない忌まわしき能力。
それは知佳の身体だけでなく心さえも不安定にさせるものだから。
超能力があっても、知佳は今まで幸せになれなかったのだから・・・。


この羽根があるせいで疎まれ、嫌われ・・・。
この能力があるせいで恐れられ、避けられ・・・。
結果化け物扱いされた挙句、人は離れていく。
それを子供の頃から体験している。
自分はただ、皆と仲良くしたいだけなのに、その願いは誰にも届かなかった・・・。



いつしか知佳が、耕介に対して吐露した言葉。

要らない子になりたくない・・・

それは、異能故に受けた仕打ちと孤独故に味わった悲しみが言わせた、知佳のSOSだったのかもしれない。
その思いがあるからこそ、献身的で人懐っこく、いつも微笑みを絶やさない今の知佳が居るのかもしれない。

もう誰にも捨てられたくないから・・・

そう思うと悲しかった。



だが・・・。
それでも知佳が優しいままで居られたのは、同じく優しい人達が、常に彼女の側に居てくれたからである。


幼い時・・・。
その能力のため化け物扱いされ、隔離されていた頃・・・。
姉の真雪は、知佳を草薙家という闇から連れ出してくれた。

犬猿の仲である草薙家を家出する際のほんのオマケであると、当の真雪は言い張るけど、
さりげない行動と何気ない言葉に潜む姉の本心を、知佳は知ってる。
誰の為に思いやり、誰の為に怒ったのか、それを知っている・・・。

自分が損を被り傷付こうとも、真雪が自分を必要としてくれたこと。
化け物であると知って尚、自分を好きで居てくれること。
それは呪われた運命を持つ知佳にとって、確かな希望を感じた瞬間だったのだ。

だから知佳は変わって行くことが出来、そして実際変わって行った・・・。

自分を省みず、助けてくれた姉。
暴走した時もあったけど、いつも最後は笑顔で迎え入れてくれた、さざなみ寮の住人達。
全てを曝け出して熱い想いをぶつけてくれた、耕介。
その暖かい心と、偽り無い優しさと、愛情に触れて・・・。



だから、強くなりたい。
優しさに応えられるだけの強さを持ちたいと、知佳は思う。
それは自分の能力を忌み嫌うことでなく、愛することであった。
傷付くことに押し潰されないだけの、強い意志を持つことだった・・・。


確かに自分の能力は恐怖の対象にしかならないかもしれない。
でも、それで救える人が居て、それで救える心があるなら・・・。

その心を以って海辺で溺れる子供を救った時、知佳は自分の正義を確信する。

真雪の言う通り、この世は優しい人ばかりではあり得ないけど。
周りの人たちは奇異と興味の目を向け、もしかして恐怖したかもしれないけど・・・。

だけど、それでも自分は子供を助けたいと思い、力を解放したのだから。
傷付くことを恐れず自分の意志を貫き、自分はそれを誇らしく思えたのだから・・・。


救いたい人が居るから救う。
救える自分が居るから救う。


それが間違いなどと、知佳は思わないから・・・


たとえ周囲がどう思おうと、子供が助かった事実があればそれで良いと思う。
何が起ころうと、自分で全て受け止める覚悟がある。
それが本当の強さというもの・・・。

強さは新たな優しさを生むものだから・・・。
その優しさは、きっと他の誰かに届くはずだから・・・。

それは救われない時の悲しみと、救われた時の喜びを知る者にしか分からない思考。
強く優しい人にしか導き出せない結論。
悲しみと喜びを味わい、優しさを知る知佳は、今、本当の自分を見つけ出したのだ・・・。





だから同じように、力に振り回され絶望するリスティにも届けたい。
暴走しつつ心の中で救いを求めるその姿を、誰よりも知佳が知っていたから・・・。

それは、誰にも必要とされない恐怖に振り回されていた、あの頃の自分との邂逅。
繰り返される過ちを知っているから、知佳には自分の為すべきことが分かる。

「リスティを救えるのは私しか居ない」

それが分かった・・・。


リスティは弱い者。救いを求める者。
昔の自分がそうであったように・・・。

そして知佳は強くなれた者。救うことが出来る者。
昔の弱い自分を救ってくれた真雪達と同じく・・・。


でも本当の理由は・・・。


ただ、目の前で苦しむ人を助けたいから。
人は誰でもそんな優しさを、心の中に持っているから・・・。


「リスティ、今行くよ!」


自分が異能な能力を持ったのも、多分そのため。
だからこの翼は愛すべきもの。



それに気付いた時、
力を忌まわしく思うことはもはや無く、いつも笑える知佳がいた。

リスティという妹のような存在を救うことができた、あの日を境にずっと・・・。






こうして知佳は笑顔を知り、優しさを覚え、強さを手に入れ、自分の呪われた力すらも愛することが出来たのだった。
それは、間違いなく彼女の強さがもたらしたもの・・・。

だけどもう一つ、


これも決して忘れない・・・。


常に誰かに助けられ、励まされ、心を救われ続けたからこそ、今の仁村知佳が居ることを。
優しい人達が居ればこそ、知佳は笑顔で居られることを・・・。

そして忘れないからこそ、知佳はその笑顔を絶やすことが無かった。




そんな知佳は今日も与える・・・。

育ててくれた姉に、
愛してくれる耕介に、
さざなみ寮のみんなに、
全ての優しい人達に・・・。


感謝を込めて、愛を込めて・・・



「みんな、おはよう♪」



とびっきりの笑顔を・・・









仁村知佳―――
初めて知佳と会った時、彼女は可愛い妹だった・・・。
だがそんな知佳でもいつかは年を取り、大人になる・・・。

時が経ち知佳は、
仁村ではなく今は槙原知佳として、
レスキューの仕事に就きたいという夢を叶えていた・・・。

出会った頃の愛らしい容姿はもはや姿を消し、今ではすっかり大人びてしまったけど・・・。
皆に向かっておねーちゃんと呼んでいた自分が、今やおねーちゃんと呼ばれる立場になっていたけど・・・。

今でも変わらないものがある・・・。


それは人を好きになれる自分。
そして、そんな自分も好きだと思える気持ち。

その心があるからいつまでも笑顔は消えることなく、これからも人を助け続けるだろう。
叶える為に、存分に自分の能力を行使するだろう。
そこに後悔や迷いは無かった・・・。


だから、もう隠さない。
その能力が愛すべき力であると、知佳は既に知っているから。
そんな自分を必要とする多くの人が、今も知佳の助けを待っているだろうから・・・。


今日も槙原知佳は、救いを求める誰かの元へと出動する。






誇らしくその翼を広げて・・・





世界中の優しい人々に、笑顔がもたらされるよう願いながら・・・。