佐伯ほづみ<淫内感染2(ZYX)>
鬼畜を極める院内で唯一違う花。それは一筋の光明
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城宮総合病院に長期間入院している女の子。 重い心臓の病気をを患っており、余り激しく動き回れない。 坂口に一目惚れをしており、告白しようと坂口の病室に入ろうとしたときに偶然坂口が情事を見かけてしまう。坂口はそれに感付きほづみを黙らせるため彼女を犯した。 しかし彼女は逆にそれを悦び、逆にいつでも彼を受け入れる。 坂口も次第にほづみのことを愛するようになるのだった・・・。 しかしある時ほづみの容態が悪化し、助からない命だと知る。 最初からあきらめていたほづみだったが、坂口は何とか彼女を助けようと、ライバルである柳原の部下になるかわりにほづみの手術を成功させてもらう。 ほづみの命は助かり、病院にとどまることを善しとしない坂口は辞表を提出した。 そんな彼が病院を後にしようとしたそのとき、佐伯ほづみはあらためて彼に告白し、どこまでもついていくと言った。 その彼女の前には嬉しさに涙を流す坂口があった・・・。 |
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佐伯ほづみ<どっちかって言ったら>![]() |
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| 概要 | 説明 | |
| 容姿 | 病弱のためか、少々幼く感じる。出るところもあまり出てない | その儚げな魅力がまた良いのである。 |
| 性格 | 控え目 | 病院続きだとそうなってしまうのだろうか。しかし晃に対してだけは本当の自分をさらけ出すところがまたいじらしい |
| 言動 | 坂口先生を心待ちにする | まるで妾のようだ。しかし命短い彼女にとって、それは何者にも変えがたい至福のときだったはず。ここまで来たら暖かく見守ってあげたい。 |
| 好きなもの | 坂口先生 | この鬼畜に惚れてしまった時点でもはやどんな忠告も常識も通用しないのは目に見えている。無駄なことはすまい・・・。 第一さりげなく「晃先生」という呼び方を定着させているあたりでも彼女が特別な存在だとすでに主張しているのではないか? |
| 特技 | 奉仕(坂口先生オンリー) | 坂口先生にだけはどんなことでも出来ちゃう。これがいわゆる恋は盲目 |
私的分析
病院内で次々と女性達を陥れ欲望のはけ口にする男、「坂口晃」。
別名「鬼畜王坂口」。
その名に恥じることなく、性欲を満たすために今日も狩りに出かける。
そんなある日、彼は陵辱行為の最中にその現場を目撃された。
目撃者は小娘。
少女は余りのショッキングな光景に釘付け
まあしかしこの男もこれで一巻の終わりだ。ざまあみろと言いたい。
しかし鬼畜王坂口はそんなことでは動じなかった。
あろうことかその少女の寝込みを襲って口を封じようと言うのだ。
彼女が佐伯ほづみという少女だと聞き出し、早速行動に移る。
そして抵抗虚しく、
ほづみはその毒牙にかかってしまった
なんて恐ろしいヤツ・・・。
脅迫のレベルが違う。
既に常軌を逸しているとしか思えないこの行為。ふてぶてしさ。
しかし、よく見たらほづみは抵抗していない。
鬼畜の陵辱を甘んじて受け入れている。
なぜ?
それは、ほづみが坂口に恋をしていたから・・・。
一目惚れらしい。
憧れらしい。
どこをどう間違ったらそんな思考に至るのか分からないが、とにかくほづみは鬼畜のことを「晃先生」と嬉しそうに呼び、まるで恋人のように慕ってくる。彼に抱かれるのを毎回楽しみにしている。
理解できない。
それでもほづみにとっては偽りなき本心だったのだからしょうがない。
そもそも彼女はあの現場を目撃したとき、坂口先生に告白する気だったのだ。
さすがの鬼畜王もこの展開にたじろいだ。
今までにはない展開。反応。信頼と愛情の眼差し。
そのとき鬼畜王の中で何かが変わり始める。
他の肉奴隷達をいくらひどく扱おうともほづみだけには優しく、激しく、その根底には人間らしさを残して。
時には、
肩を抱きながら、偉ぶって哲学を語る坂口
自分のキャラクタを間違えているとしか思えない不相応な行動の数々。なぜかほづみにはそうしてしまう。
多分彼自身が一番戸惑っているはずだ。
女など自分の野望と欲望を果たすための駒に過ぎないはずなのに、なぜかほづみは坂口の心を癒してくれる。
坂口はどうやらほづみのことを愛してしまったらしい。
鬼の霍乱とはまさしくこのことであった。
そうやって人間に戻り始めた坂口だが、本来の鬼畜道もまだ忘れない。
日々、女達をはべらし、病院を乗っ取るための工作をし、いよいよ頂点まで昇りつめる準備が整った。
しかし、そのときほづみの存在がまたしても坂口を迷わせる。
病に身体を蝕まれ、助かる可能性は少ないと言い切るほづみ。
屋上で、寂しそうに、儚く微笑むほづみ。
彼女は空にどんな思いを馳せているのか?
それを見た坂口は、とてもほづみを放っておくことが出来ない。
しかし同時にそんなことはお構いなしに、念願であった院内征服を成就したいとも思う。
自分の野望か他人の命か?
そんな究極の選択。
それは間もなく訪れた。
ほづみの容態が悪化し、もはや助からない状況まで来てしまったのだ。
彼女を治せる医師は、病院をこの手にするために最も邪魔な存在で、やっと蹴落とす準備が出来た外科医師、柳原。
柳原は坂口とほづみの関係を知り、取引をしてくる。
自分の下に付くならほづみの手術は成功させる、と。
人の命をエサに取引をする柳原。
本来なら坂口も同等の鬼畜であるはず。ほづみを見捨てて柳原を蹴落とし、名実共に病院の王として君臨できる。
しかし、坂口はほづみのことを思い出さずにはいられない。
ほづみの気持ち、坂口の気持ち。
ほづみが元気になってくれるならそれでいい。
たとえ自分が失脚しても、と・・・。
彼はそう感じてしまったのだ。
結果、ほづみは助かり、坂口は病院を辞めることになった。
たった一人の少女の為に、自分の野望もプライドも捨てて敢えて敗残者に甘んじた男、坂口晃。
何もかも振り出し・・・。
しかし、彼の心はなぜか晴れやか。
なぜなら自分にとって誰よりも大切なほづみの命が助かったのだから。
ほづみは大手を振って青空を走り回れるのだから。
だから後悔はしていない。
このときの坂口は、誰よりも格好いい男だった。
人間としての感情を取り戻し、本来明瞭で優しい一人の医師として、坂口晃は独り歩き始める。
そして、そんな人間にはいつだってハッピーエンドが待っているもの。
「晃先生、私もついて行きます」
ただ、それだけ。しかし・・・
何もかも失った自分を変わらず愛してくれると言う少女に命あることを感謝し、
その彼女をこの腕に再び抱きしめることが出来た悦びをかみしめ、
坂口晃はただ、男泣きをする。
こうして坂口晃の狂気の宴に幕が降ろされた。
そこに残ったのは、輝かしい栄光でもなく絶大なる権力でもなく、
主人公を慕う一人のお姫様のみ・・・。
それでも坂口晃にとって恐らく最高の終幕だったのではなかろうか。
何十人もの女性をその手にかけ、病院内を恐怖に突き落とした鬼畜王。
その悪魔を改心させたのは、たった一人の病弱な少女であった。
佐伯ほづみは結果的に多くの人を幸福に導いた天使だったのかもしれない。