瀬川みのり
<バルドフォース(戯画)>


戦闘のサポートでも夜のサポートでも、お望みとあらば・・・


(C)戯画
治安維持局情報管理係・第一小隊サポート。
自らシュミクラムに乗ることは無いが、戦闘では透や彩音ら同僚に適切な指示を与え、逐一フォローする。故に後方支援の要として周囲からの信頼が厚い。

そんなみのりが軍へ入隊したきっかけは、教師を目指した学生時代のこと。不当な事件に巻き込まれ、多くの生徒を死なせてしまった。
それ以来、彼女は少しでも不幸な人間が減るようにと、不向きながらも軍へ入り戦闘に参加していた・・・。

透とはその中で出会い、彼の内面にある闇を見破ったみのりは、それを取り払おうと常に気を配っていた。
その甲斐甲斐しい努力が実り、透も彼女を人生のパートナーとし、共に歩むことを決心する。
それが傷を舐め合いだとお互い理解しながら・・・。


<私的データ>
美人 可愛い 明るい 大人 楽観的 ライト 好き 鮮烈 絶大 絶対












美人度 可愛さ 性格 言動 思考 好感度 存在感 萌え度 信奉率










不美人 全然 暗い 子供 悲観的 ダーク 嫌い 希薄 皆無 皆無
 

 

 


独自調査と思い込みによる詳細

 概要 説明
容姿 メガネッ娘。豊満な肉体 少々幼気味の面持ちは、みのりの気質を反映している。だが、それに反比例するようなボディを有す。
そこにメガネを加えれば、見事なまでのギャップ三重奏。
性格 社交的、上品 軍隊に居ても崩れることの無い品格。それは彼女の育ちの良さを物語る。そして驚くべきは、誰よりも人当たりが良いこと。
清楚ではなく、でも上品。社交的であるが対応は粗雑ではない。そんなキャラクターは案外稀有だから、侮れない・・・。
言動 常にサポートする あるいは戦闘員を、あるいは好きな男を・・・。とにかく懸命に必死にサポートするみのり。それで透が無愛想な彩音などに走った日には、あまりにも報われない。
趣味 世話を焼く 常に他人の心配をして止まず、助けになりたいと思っている。そんな健気なみのりの文句は、「わたし、サポートですから・・・」
特技 オペレーター業務 彼女は第一小隊に必須の敏腕オペレーター。仕事柄パイロットには見えないものも、彼女にはお見通しである。
それによって、たまに見てはならないものにも遭遇してしまうこともしばしば。免疫が無いみのりには結構切ないかもしれない・・・。
 

 

 


私的解釈


バルドフォース的第1弾ヒロイン、瀬川みのり。
個人的メガネっ娘としては、保科智子、高町美由希に続く第3弾である・・・。

要はそれ程にお気に入りということ。下手をすれば前者二人に勝る程であった。
何故ならみのりはメガネっ娘として潔いから・・・。

彼女はメガネを外すなど邪道なことはしない。
最初から最後まで色気の無い丸メガネを装備したまま霞むことなく、美人筆頭・彩音やロリコン筆頭・ひかる等強豪ヒロイン達と競り続けるのである。これは奇跡に近い現象と言えよう。

つまり、そのままでもみのりは充分に美人。そして可愛い。容姿、性格共にである。
メガネっ娘が陥り易い「一部にしかウケない」という弊害を払拭し、最後までその魅力をプレイヤーに魅せ付けたヒロイン・瀬川みのりは、肩身狭いメガネっ娘同盟に一筋の光を放つ存在だったかもしれない・・・。

扱いも決してぞんざいではない。
あらゆる話に顔を出し、絡み、常にその存在を主張する様は、彼女が堂々たるメインキャストであることを物語っている。
オマケキャラのようで、結構キーパーソン。
存在感が無いようで、その実誰よりも存在感に溢れているのであった・・・。



そんな瀬川みのりの肩書は第一小隊サポート。
実際シュミクラムを操り戦闘に参加する透達を管制室からフォローする、一オペレータである。それは言ってしまえば裏方で、その活躍は決して華やかな舞台に登場しない。
だが、それは裏を返せば縁の下の力持ちとも言える・・・。
彼女のサポート無くして部隊が機能することは適わず、それを分かっているから誰もが彼女に一目置き、そして信頼を置いているわけだ。

面倒見の良い性格は戦う兵士達の心に安心感を与え、だからこそ皆が後ろを気にすることなく戦いに臨めたのだろう。
殺伐とした軍隊において相馬透が自分を見失わずに済んだのも、恐らく彼女のサポートがあったからこそである。
みのりが居なければ、透はとうに焼き切れていた。
だから透はみのりの優しさに感謝して止まないのであった・・・。



しかし同時に不思議に感じてならない。
こんなにも暖かくて優しい彼女が、何故残酷な軍隊などに居座り続けるのか。
彼女が本来目指していたという教師になっていれば、きっと違う人生が待っていただろうに、何故過酷な道をわざわざ選んだのか・・・。

透は何も聞かない。何も聞けない。
自身が優哉の仇討ちという不純な目的で入隊しているからには、みのりのことをとやかく言う資格は無いからだ。
そう言い聞かせながら、透はみのりに対して適度な距離を保ち続けていた。


笑顔の下に時折覗かせる蔭り。
それが、優哉のことで罪の意識を感じる透のものと同質であると感じつつ・・・


世界が違うはず。親しくするのは復讐に必要ないはず。だから多分割り切れる。
そう思い込んでいた・・・。



だが、みのりは透を見ていた。
距離を縮めたいと思っていた。

最初はただ格好良い人だという印象。
しかし接していく内に透の悩みに気付き、その葛藤を何とかしたいと思うようになり、気付けば透に心惹かれていたわけである・・・。

そして彼女は言う。
「仕事だけのサポートなんて嫌なんです」と・・・。

それは、みのりの透に対する好意である。
だが根本の理由は、透がみのりと同じ境遇にあると感じたからである。
それを助けたいと思ったのだ、みのりは・・・。

自分なら透の葛藤を和らげることが多分出来る。
復讐に燃える透の心が理解出来る。
その自信があった。

透が優哉の死に直面して絶望したように、
彼女もまた悲しすぎる死を経験していたから・・・。





みのりは子供が好きだった。人が好きだった。
教師を志したのは、そんなみのりの性格からして必然の選択だったのだろう・・・。
生徒の笑顔に囲まれ、自分も笑顔で返す、そんな空間。
そこに居れば、きっと幸せな一生を送れたに違いなかった。

だけどみのりは知ってしまう。
自分が望んだからと言って、その空間を必ずしも維持出来るわけでは無い現実を。
自分が望まなくても強制的に訪れる不幸があるという理不尽を。
悲しすぎる思い出と共に・・・・。


それは教育実習の最中。
生徒達が無邪気にネット世界にダイブしている。みのりはにこやかに見守っている。
その時まではありふれた空間だった・・・。
だが次の瞬間、生徒達は心無いトラップの餌食となり、一瞬にして命を落とす。
みのりは生徒達を救うことが出来ず、何が起こったかすら理解できなかった。
理解できたのは、楽しいシミュレーション授業が一瞬にして悲劇の空間へと変わってしまった現実・・・。

みのりはただ泣き叫ぶ。
罪の無い生徒達の屍を抱きしめながら、

何も出来ない自分の無力さに絶望しながら・・・




だからみのりは教師の道を捨て、軍隊へ志願した。
もう二度とそんな悲しみを繰り返さないため、その手助けをするために・・・。

人を殺す職業であることは理解している。自分もまた人殺しに携わっていると自覚している。
それでも誰かがその「汚れ役」を引き受けなければならないのだとしたら、せめて自分が背負いたい。

何も出来ずに苦しむのはもう嫌だから・・・。

それが、彼女なりの決心であった。




本当は、彼女は戦闘などに関わりたくもないはず。
だから心の中は、絶えず懺悔の気持ちで溢れ返っているに違いなかった・・・。
だが、その中でも変わらぬ優しさを維持し続けたのも確かなのである。
皆が自分のことで精一杯の時でも、みのりはいつでも他人のことを気遣っていたのだから。

こんな時でも、みのりは透のことを気遣えるのだから・・・。



ただ傷付けるのではなく、不幸を回避出来る人間が少しでも増えることを願いつつ、武力を行使したい。
その中で幸せに出来る者が居るのなら、その手助けをしたい。
透をサポートする背景には、そんな意味が込められていたのかもしれない・・・。



そんなみのりの優しさと暖かさは、透にとって余りにも心地良かった。
優哉の仇討ちを忘れてしまうほどに・・・。




しかし、それで本当にいいのだろうか?
透にとって存在意義とも言える復讐の誓いを放棄すること
その代わりとしてみのりの好意に溺れること。
それは問題のすり替えでは無いのか?ただの逃げではないのか?
透はそう考え、葛藤する・・・。


それは確かに逃げに違いないだろう。
幾ら忘れようとしても親友との思い出を忘れることなど出来るはずもなく、ならば優哉の死を忘れることも決してあり得ないのだから・・・。
心には終始優哉の死に対する憎しみと悲しみが纏わりつくだろう。
それがくすぶり続ける限り、完全に前へ進むことなど出来ないのだ・・・。


だが、それでもみのりは忘れろといったのである。
逃げろと言ったのである。
その理由とはあまりにも単純すぎるもの。でも何よりも大切なもの。


大好きな透に生きていて欲しいから・・・


それだけであった。




復讐は不毛なもの。戦いは不幸を生み出すもの。
優哉の仇討ちをするということは、それだけ死に近くなる。
そんな不毛な戦いに大切な人が身を投じるなど、みのりは黙って見過ごせない。
だから絶対にやめて欲しかったし、実際やめる事も可能なのだ。


復讐行為は、避けることの出来る戦いなのだから・・・



そんなみのりの懇願は、単なる奇麗事で、身勝手過ぎるものかもしれない。
何故ならみのりは透の都合などまるで考えていないのだから。
きっと透の心にはわだかまりが残る・・・。

しかし、それは透も同じこと。
復讐に人生を賭ければ、きっと彼は何かしらの満足感を得るだろう。
だがそれは、透と人生を歩みたいと言ったみのりの真摯な気持ちを無下にするということ。
この時透はみのりの都合をまるで考えていないのである・・・。


そのように、決して交わらない二つの感情。
どちらかを取れば必ずどちらかが消失する、そんな葛藤。
その在り方はまるで、生か死かただ二つでしか判別されない、命の在り方のようである。
簡単には選べなかった・・・。



それでも、選べないなりに確かなことがある。
それは今、透は生きていて、みのりもまた生きているということ。
そしてお互いに大切な存在であると理解し、そのぬくもりを互いに感じていることである。




生きていてこそ実感できるぬくもり。



それは命の重み・・・



死んでしまっては感じられない、生きていればこそ感じ取ることが出来る、そんなリアルな命が目の前にあった・・・。



それを消すことなど出来ない。
今 透の胸ですすり泣くみのりは何よりもリアルで、




伝わる鼓動は、何よりも確かなのだから・・・


だから命を大事にすることを選んだ。
透にとって、仇討ちよりも大事なものが見つかってしまったのだから・・・。



こうして優哉の仇討ちは貫徹されること無く終焉を迎え、
代わりにみのりと歩む人生が始まった・・・。







それは決して最上ではない選択だったのかもしれない・・・。
優哉を犠牲にして生き永らえた透。
沢山の生徒を置き去りにして、自分だけ助かってしまったみのり。
その事実ある限り、二人の心から負い目や懺悔の心が消えることは無いのだから・・・。


だけど、せめて幸せになることで埋めて行くことは出来ると思う。
助けてもらった命に対して仇討ちで報いるのではなく、大事にすることで報いることは出来ると思う。



悲しい思いをするのはもう沢山だから・・・





そんな傷の舐め合い。
忘却による逃避。
それでも、


ここに自分を必要としてくれる人が居るから。
命を賭けてもいい人が居るから。



せめてその温もりを離さないよう生き続けたい





今、この世界で透が望み、そしてみのりが望んでいるから。
優哉もきっと分かってくれるから・・・。





リアルの世界で未だ生きる二人はただそう信じ、
お互いのリアルなぬくもりをただ感じていた・・・。