報告4:「未成年者の喫煙は違法だよ♪」
(被害者:松野君(仮名)他、高校生男子数名)




さわたり(仮名)、社会人。
帰省期間も終わり、駅のホームにてタバコを吸いながら新幹線を待っている。
その時、修学旅行生と見られる学生達が数人、喫煙コーナーで平然とタバコを吸っているのを目撃していた・・・ 。





「・・・時代も変わったものだ。彼らはパッと見、善良な高校球児ではないか。それが周囲の目も気にせず平然とタバコを吸っている・・・」

「タバコは二十歳を過ぎてから。その言葉を知らぬわけでもあるまい、君たち。俺はちゃんと守ったぞ・・・」

「そもそもタバコなんか吸っていいことなんか何一つ無い。もしも格好いいと思っているのならそれは大間違いだぞ。世間は喫煙者を実に冷たい目で見下ろすんだ。目を覚ませっ・・・!」

「そして大人達も大人達だ。先生は何をやってる?親は何をやってるんだ?そんなことだから日本は欧米諸国に『日沈む国一歩手前』などと馬鹿にされるんだ・・・。子供も大人も、皆同罪だぞお前らっ・・・!」

「・・・・・とは言うものの、俺もまさしくその一人・・・・。ふぅ・・・、虚しいものだな、思っていることを口に出来ない状況というのは・・・。でも、もしあの子達に絡まれたら殴られた上に財布取られそうだし、余計なお世話だとか一蹴されたら、凄く切ないし・・・・。」

「ふっ、そんな考えが蔓延してるからダメになるのか・・・。『ノーの言えない日本人』とは良く言ったものだよ・・・。俺に勇気があれば・・・」




「お困りですかぁ♪」

「何?」



「はぁい♪まじかる☆ひよりんだよぉ♪」





「ああ、君か・・・。先日は色々とお世話になったね・・・」

「あれぇ、どうしたのぉ?元気ないねぇ?」

「いや、若者達に範を示せない自分に少々辟易してたところなのでね・・・」

「そうみたいだねぇ。あんな所で平気でタバコ吸って、最近の子供は怖いねぇ・・・」

「君も子供でしょうが・・・。まあそんなことはどうでもいい。とりあえず一言だけでも、彼らにまっとうな道を教えて上げられればいいな、とそう思っていたとこなわけだ。まあ君にこの気持ちはは分るまいが・・・」

「おーけーおーけー♪私にお任せだよぉ♪」

「何っ!もしかして君が諭してくれるのか?」

「勿論、そのために来たんだからぁ♪あの子達にタバコをやめさせるように言えばいいんでしょ?そんなの魔法で一発ですよぉ♪」

「おお、何か頼もしいね。やはり俺のような小心者ばかりじゃダメだな・・・。まあ、君みたいに歯に絹着せないのもどうかと思うけど・・・」

「何か言いましたぁ?」

「いや、何でもない。それじゃあ頼みましたよひよりん。彼等、少々危険な目をしてる感じなんで気をつけて・・・」

「はぁい、じゃあいってきまーす♪」

トテトテトテトテ・・・・・・





喫煙コーナー―――

「・・・・いやぁ、全くかったりーかったりー」

「ホンマやなぁ。早よぉ帰ってヤりたいわ」

「お前、たまっとんなぁ♪ダハハハハッ!」

「しゃーないって。旅行もつまらんかったし、早よ帰りたいけど新幹線もなかなか来んし・・・。『のぞみ』とか言っとるけど実は結構遅いんとちゃうん? まあ俺も結構遅漏やから、遅いっちゃあ遅いけど」

「うわっ!寒っ!!お前、それ全然つまらんっちゅうねん!ブハハハハッ・・・!」

「グヘヘヘヘ・・・・!!」




「はぁい♪そんな嫌な会話は止めましょう〜♪」





「あん?ねーちゃん何?」

「そして未成年の君達はタバコも止めましょ・・・・・」

「どしたん、松野? おっ、何や何や?結構可愛い娘やん!」


ゾロゾロ・・・・
・・・・・・・ワラワラ・・・


「あ、あのぉ・・・。まだ話の途中なんですけどぉ・・・?」

「お姉ーさん、一人?」

「え、そうですけどぉ・・。じゃなくってぇ、私の話を聞いて・・・」

「そのイカス服どうしたん?パンツ見えそうやで? え、何?もしかして誘っとるん?」

「ちょ、ちょっと・・・あの・・・触らないで下さいませんかぁ・・・」

「おお、結構でかいチチしとるやんけ!なかなかええなぁ!」

「応!そそるそそる!」

「え、えっちな人は嫌われますよぉ・・・!それと、最後までしゃべらせてください〜!」






自販機の影に隠れているさわたり―――

「やはり『君子危うきに近寄らず』だなぁ。・・・それにしても何て下品な高校生なんだあいつら、ひよりん可愛そうに・・・。 と思ったら、あれは・・・ヤバッ!例のハンマーを取り出してるっ!」





再び喫煙コーナー――――

「とりあえずおねぇさん、駅出る?俺ら暇人の学生やから何日でも相手出来るで」

「そして、何人でも相手してくれるゆうんなら、もっと嬉しいわぁ。イヒヒヒヒ・・・」

「・・・うう、全然聞いてくれない・・・、酷いよぉ・・・・!」

「まあまあ、さっさと行こうや!担任とかに見つかったらまたうるさいしなぁっ・・・」

「う゛・・・」

「お、涙なんかためちゃってどうしたん?」

「う゛う゛う゛う゛・・・!」

「もしかして興奮しとる・・・?俺らももう興奮しまくりやでっ! なあっ!みんなっ!?」

「オオヨッ!・・・ってオイッ!松野後ろっ!!!」

「ハッ・・・!?」



「うわ〜んっ・・・!!!」




「ちゃんと話聞きなさいよ、このばかぁ〜っ!!」




「ぐはぁっ!!」

「ま、松野ぉっ・・・!!ねーちゃんお前何すんねや!・・・・って、ぐわぁっ!!!!」



ガタンゴトン・・・ガタンゴトン・・・・
プァーーンッ・・・・!!




ある駅のホーム・・・。
乱闘事件の為ダイヤが多少乱れ、喫煙コーナーには5人の高校生が倒れていた・・・。






「話を聞かない悪い子は、まじかるハンマーで一網打尽だよぉ♪ えへへ・・・」







「『まじかる☆ひよりんにも近寄らず』だな・・・。ガタガタブルブル・・・・・・」