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報告7:「困った時の悪魔頼みだよ♪」
(被害者:?)
まじかる☆ひよりん○7才と、まじかる☆雪希ちゃん○6才。
国際的テロリスト・ゴルゴ13の依頼を成功させたは良いが、報奨金2万ドルの用途に難儀していた・・・。
「さて雪希ちゃん。 ここに無理矢理押し付けられた2万ドルがあります・・・」
「う、うん、大金だね。ゴクリ・・・」
「でも、変身時に受け取ったお金で物欲を満たすのは、魔法少女としてやっちゃいけないことなんだよ。 だからそれ以外の使用方法は何か無いかなぁと考えてるんだけどぉ・・・。 雪希ちゃんはどうしたらいいと思う?」
「うーん、そうだね・・・。やっぱり寄付しかないんじゃないかな? 世の中には困ってる人達が沢山居ることだし・・・」
「そうだよねぇ♪ 困ってる人の為の魔法少女なんだから、それに使うのが一番かもしれないね♪ さすが雪希ちゃんは頭がいいよぉ♪」
「あ、あはは、それほどでも・・・」
「で、どこに寄付したらいいのかなぁ?」
「うーん、アフガンでもユニセフでも何でもいいと思うけど・・・。まあそれで『まじかる☆チーム』に何かメリットがあれば更に言うこと無しなんだけどね」
「めりっと・・・?」
「例えば戦力の増強とか。 日和お姉ちゃんと私、それとガンダルフさんの3人じゃ、流石に世界中を駆け回るのに限界があると思うの。 だからむしろそっちに先行投資して人を増やした方が、長期的に見てより多く人達を助けれるかもしれないね」
「なるほどぉ、戦力増強かぁ・・・。 魔法少女になってくれる人を雇えばいいのかなぁ?」
「うーん、でも多分誰も魔法少女なんてやりたがらないと思うし・・・」
「う゛・・・。そんなこと言わないで・・・」

「ご、ゴメン日和お姉ちゃん・・・!でも、だから普通の女の子以外で探すとか、そんなやり方がいいんじゃないかなぁ、と・・・!」
「普通の女の子以外かぁ・・・。 あ、そうだ!あそこに行けば何とかなるかもしれないよぉ♪」
「え・・・。あそこって、まさか・・・」
「うんうん♪あそこなら、きっと私達の仲間を探し出してくれるよぉ♪」
「で、でもちょっと気が進まないんだけど・・・」
「大丈夫だって雪希ちゃん♪ そうと決まれば早速出発よ〜、るんららぁ♪」
「な、何か嫌な予感がするなぁ・・・」
2時間後―――
「悪魔の集いし邪教の館にようこそ・・・」

「どうも〜、おじさんっ♪」
「こ、こんにちは司教様・・・」
「おお、これは『まじかる☆シスターズ』がお揃いで・・・。 毎度お世話になってます」
「はい〜いつもお世話になってます〜♪ 今日はですねぇ・・・♪」
「ん?新しい仲魔でも欲しくなりましたかな? 今日は悪魔セールの日ですから、結構良質な悪魔が揃ってますぞ?」
「も、もう〜、『仲魔』なんて呼ばないでくださいよ、司教さんったらぁ♪ 私達『まじかる☆チーム』に今までに無い魔法使いを迎えたいだけなんですからぁ♪」
「ほう、欠落部分を補強しパーティーの充実を図る。勢力拡大というヤツですな?」
「その通り〜♪ ここに2万ドルありますから、それで魔法使いの合成をお願いしたいと思いますぅ♪」
「ほう、2万ドル・・・! 結構結構!かなりご期待に沿えると思いますよ!」
「わぁい♪じゃあ早速お願いします〜♪」
「ふ、二人で勝手に話を進めてるよ・・・ぐっすん」
「では・・・。 とりあえずひよりんさんとガンダルフさんが攻撃型で、雪希さんが守備型ですから・・・。雪希さんの負担を軽減するため、守りに強い魔物を融合させるのがベターでしょう。お二人ともそれで宜しいかな?」
「うん、それでよろしくだよぉ♪」
「は、はい。もうどうでもいいです・・・」
「それでは寄付金も2万ドルあることですし、ここはひとつ3身合体で奮発してみるとしましょう」
「うわぁ、3身合体だって雪希ちゃん♪ 楽しみだよねぇ♪」
「ほ、本当にちゃんとしたの作れるんですか・・・?」
「まあお任せください。とりあえず合体に使う悪魔達から紹介しましょう・・・」
まずはフラスコ。

命の水を貯蔵する為の容器であるこれは、まさに生命の象徴・・・。
そして樹木。

大地に根付く大木、大自然がもたらす生命力。癒しの象徴です・・・。
最後に首輪。

愛嬌溢れるアクセサリーは、魔法少女に欠かせないアイテムでありましょう。
「以上3点で悪魔合体を行います。異存はありませんかな?」
「うん、文句なしだよぉ♪」
「ちょ、ちょっとお姉ちゃん!それ違う、絶対違うって! どう見てもて生き物じゃないよ!全部無機物だよっ!」
「ははは、雪希さんはまだお若いですな。誰も予測できないモノからこれまた予測できない悪魔を作り出すからこそ、邪教の館なのです。 安心してご覧頂きたく存じます」
「そうだよぉ雪希ちゃん。この司教さんはすごいんだからぁ♪ この前もネコさんと首輪を合体させて、『首輪を付けたネコさん』を作っちゃったんだよぉ♪」
「だ、騙されてる・・・! 私達、絶対騙されてるよ・・・!」
「まあ『習うより慣れろ』ということで・・・。早速始めます!」
3身合体―――
「そりゃっ・・・!!」
ドンッ・・・!
ドンッ・・・!
ドンッ・・・!

「どきどき♪」
「・・・・・・・・」
ドンドンドンドンドンドンドンドンドンッ・・・!!

「わくわく♪」
「・・・・・ごくり」
ドガーンッ・・・・!!!!
「わわっ・・・・!!」
「きゃあっ・・・!!」
モクモクモクモク・・・・
ボワワワワ・・・・・
ポンッ・・・・・・・!!
「ぼくは魔法少女『まじかる☆ホイミン』、今後ともよろしく」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
「うわぁ〜、すごく可愛いよぉ♪」
「はうっ!やっぱり騙された・・・!」
「今後ともよろしく。そーれ、ホイミ〜♪」

「あはは〜、こちらこそよろしく〜♪ まじかる☆ひよりんだよぉ♪」
「ま、まじかる☆雪希ちゃんですぅ。 ぐっすん・・・・・」
「如何でしょうご両人? これこそ守備の要、旅には欠かせない回復専門のモンスター、その最高傑作でございます。お気に召されましたかな?」
「そりゃあもう♪ ね、雪希ちゃん?」
「もう勝手にしてください・・・。 で、とりあえずこの子は一体何が出来るんですか?」
「『まじかる☆ホイミン』は極めて高性能、かつ極めてリーズナブルなモンスターです。得意魔法は回復魔法。無尽蔵にパーティーの体力を回復しますぞ!」
「うわぁ、すごいね雪希ちゃん♪ 『これでまじかる☆チーム』にも僧侶が加わったよぉ、るんららぁ♪」

「な、何か目的が違っちゃった気がするよ・・・」
「まあ、後は実戦で使ってやってください。きっと重宝しますから」
「はぁい♪ ありがとうございました、司教さん♪」
「あ、ありがとうございました司教様・・・」
「どういたしまして!それではまたのご来館をお待ちしております・・・・」

「それじゃあ行こう、ホイミンちゃん♪」
「うん、ぼくはホイミが得意なんだ。 痛くなったらいつでも言ってね♪」

「私は頭が痛いよ。しょんぼり・・・・」
こうして『まじかる☆シスターズ』は、新しい仲間を引き連れ邪教の館を後にした・・・・
そんなわけで、今日は『まじかる☆チーム』がパワーアップです。
「役に立たない子は戦力外通知。 私もうかうかしてられないねぇ、えへへ♪」

「早く人間になりたいなぁ・・・」

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